2017年04月19日
産学協同制作の机
弊社セミナールームです。
床はタモの柾目、壁は漆喰、開放的な空間です。
この空間には、どのような机が合うのでしょうか。
昨年、名古屋芸術大学 芸術学部 スペースデザインコースの授業で、
セミナールームに合う『天竜材を使用した机』を考えてもらいました。
弊社製材工場の写真を見た学生さんの目に留まったのは
「桟積みされた木材」
『桟積み』とは、木材を乾燥させる方法の一つ。
風が通るように間隔を空けて木材を並べ、桟木を置いて何段にも重ねて積むことをいいます。
弊社では、製品を桟積みした状態で、長い時間をかけて自然乾燥させます。
授業で提案された学生さんのアイディアは目を見張るものばかり。
柔軟な発想で、様々な机が提案されました。
学生さんの創造力はスゴイ!!
『桟積み』のイメージをもとに先生が監修し、産学協同で机の製作に入りました。
そして完成した机がこちら。
『丁寧に桟積みされた木材の上に、澄んだ空が見える』
私が初めてこの机を見たときの感想です。
天板はガラス、木と木の間に入っている桟木のような黒い角材は、鉄です。
学生さんのインスピレーションと、イメージを形にする技術。
木・鉄・ガラス、それぞれの素材の良さと、調和。
全てが集まることで創り出されました。
セミナールームにお越しの際は、是非ご覧ください!