製材加工

quality

丸太の個性を生かした、オーダーメイドの製材

当社では、お施主様や設計士の皆さまのご要望にお応えする、「オーダーメイドの製材」をご提供しています。「一生に一度の家だからこそ、柱1本にまでこだわりたい」、「木の風合いを生かした、美しい空間をつくりたい」、そんな想いに、製材経験と建築知識の両方をそなえたスタッフが、丁寧にご相談にのります。また、他ではできない難しい製材も、長年培った製材技術できめ細やかに対応。木の良さを最大限に生かした空間づくりのお手伝いをいたします。

適材適所で木を配置する「木配り」

自然素材である木は、同じ場所で育っても、1本1本個性があります。また同じ1本の木でも、部位によってその品質は大きくことなります。そのいっぽうで、どんな木も、何十年もかかって育ってきた貴重な資源であることには変わりはありません。当社では、どんな材も有効に活用できるよう、適材適所で木を使う「木配り」に力を入れています。木目や色味の良い材は、建物のメインとなる部分に、節が多かったり色の悪い材は、隠れて見えないところに配置していくことで、1本の木を無駄なく使うことができます。出荷の際には、記号を記したシールを小口に貼り、間違いなく、意図した通りに木材を使ってもらえるようにしています。

原木の仕入れから商品の出荷まで、一貫した品質管理

当社では、商品の品質を保つために、木が育つ現場である山林を実際に見て、原木の仕入れを決めています。また、原木の状態から乾燥、そして木材の加工までを、一貫して自社で手がけています。木材を知りつくした当社スタッフの厳しい目で、常に木材の状態を把握し、最適な環境で加工・保管をしています。また、違法伐採や産地偽装などが問題視される昨今、どの木がどこから来たかといった「トレーサビリティ」の観点からも、お客様に信頼いただける製品づくりを心がけています。

天然乾燥で、じっくりと木の良さを引き出す

当社は、木材を天日で乾かす「天然乾燥」を得意としています。天然乾燥は半年から数年と、人工乾燥の何倍もの時間がかかりますが、木本来の良さを残したまま、乾燥させることができます。日本三大人工美林の天竜材だからこそ、その品質を最大限に生かせる天然乾燥で、じっくりと時間をかけてお客様にお届けします。

木材に関わること全てに、責任をもつ

当社では、製材したものを出荷するだけではなく、プレカットのご相談にも乗ります。設計図を見て、どの木をどのように使うべきかを考え、プレカット工場のスタッフや大工さんと入念に打合せをします。そして加工された木材の引き取り、現場への搬入まで、自社で責任をもって行います。

森林管理の国際基準「FSC認証」の木材

FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)は、国際的な森林認証制度を行なう第三者機関のひとつで、(1)森林環境を適切に保全し、(2)地域の社会的な利益にかない、(3)経済的にも継続可能な森林管理を推進することを目的としています。浜松市の森林は、2010年には、森林の適正な維持管理と伐採、植林ができる体制が認められ、国際的な環境規格である「FSC認証」を取得。現在では、FSC認証林の取得面積が、市町村別で全国第1位となりました。

機械・設備 当社の製材機械・設備をご紹介いたします。
送材車付帯鋸盤(通称:台車) 原木を挽いたり、角材を挽いたりする機械です。原木台から「送材車」に丸太を乗せ「帯鋸盤」に通して、正確な寸法に挽いていきます。1本の原木から、できるだけ無駄なく製品をとることができるよう考えています。
オートテーブル 主に大割りされた丸太から板をとる機械です。主に中割りや小割り作業に使用されます。ローラーによって材料を送り込み、厚さを調整して挽いていきます。
モルダー 木材の四面を同時に切削することができる機械です。製材機の鋸刃により裁断された木材は断面がざらついています。その表面を高速回転する複数のカッター軸で切削し平滑に仕上げます。これにより、天然乾燥の色と艶が引き立ちます。
※当社で製材を担当させていただいた商品のプロモーション動画です。