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2017年02月20日

木配り

本日、お施主さんの出身地より大黒柱が届きました。

4面節なし。美しいですね。

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柱が割れている!と思った方。ご安心ください。

これは『背割り』と呼ばれるもので、乾燥した木材がねじれたり裂けたりすることを防ぐために、あらかじめ割ってあるのです。

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柱は建物を支える重要な部分。

こうしておくことで、中心部分の乾燥も早くなり、建物の強度も増します。

 

ここからが『気配り』ならぬ『木配り』

大切な仕事です。

img_7111どの向きで配置すれば、木材がより美しく見えるのか。

図面を見ながら考え、記号を記します。

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背割れの入っている面『5』は、壁側に向けて見えないように配置。

残りの3面を化粧面に向けることで、美しい柱をより美しく見せます。

 

出荷前の『木配り(気配り)』で、1本1本、木材の個性を最大限に引き出すことを心がけています。

2017年02月20日 | Posted in 製材事例 | | Comments Closed 

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