環境学習~伐採現場の見学~
先日、井伊谷小学校の子どもたちとともに『森林の大切な役割』について学びました。
午前中は、5年生60名で伐採現場の見学。
マイクロバス3台で山に入ります。
いつも原木の仕入れに協力してくださっている森下材木店さん。
こうして山を手入れしている方々のおかげで、私たちは木を使うことができます。
安全な場所に移動し、実際に伐採の様子を見学させてもらいました。
しんとした空気の中、響き渡るチェーンソーの音。
受け口、追い口をつくり、くさびを打ち込みます。
木の揺れる音、倒れる音。
樹齢80~100年、20m以上ある木が倒れる姿に、思わず息を飲みます。
真剣に見つめていた子どもたちからも、声があがりました。
このとき五感で感じた感覚は、なかなか忘れられないと思います。
アップロード容量の関係上、工程の一部しか載せていません。
実際には、木を倒す方向の見定め、安全確認にはじまり、時間と手間をかけて慎重に伐採作業が行われています。
杉、桧2本の伐採を見学したあとは、伐採した木の長さをはかり、重機を使用した玉切りの様子も見させていただきました。
こうして長さを切り、トラックに載せて険しい山道を下り、ようやく私たちのもとに届くのです。
桧をスライスしていただき、伐採したての木口の匂いも嗅がせてもらいました。
最後に、森下社長のお話を聞きます。
この仕事の大変さ、難しさとともに、山を守る仕事の大切さとやりがいを感じました。
「山のなかで食べるお弁当はとても美味しい」とおっしゃった森下社長。
実際に現場を見させてもらったことで、山の空気、大自然のもつ不思議な力について、身をもって感じることができました。
午後からは井伊谷小学校にて、森林について、そして地元浜松の魅力についてお話させてもらいました。
丸一日、山づくし。
浜松が誇る美しい山を守るためには、子どもたちの力が必要です。
それを伝えていくことも、私たちの大切な仕事であると思っています。
井伊谷小学校の皆さま、ご協力いただいた森下材木店様、ありがとうございました。